夏休みが終わって、いよいよ新学年、ジュディは大学二年生になります。
※カナダやアメリカの学校は9月に新学年が開始します。
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Dear Daddy-Long-Legs,
親愛なるあしながおじさん
Behold me — a Sophomore!
ご注目 ― 二年生ですよ!
※ 大学一年生 = freshman、二年生 = sophomore、三年生 = junior、四年生 = senior
I am a second-grader. 私は(小学)二年生です。
I am a sophomore. 私は(四年生の高校・大学の)二年生です。
中学までは、小学校から数えた~年生でOKです(中一 = 七年生)
I came up last Friday, sorry to leave Lock Willow, but glad to see the campus again.
この前の金曜日、ロック・ウィローを離れるのは残念だったんですが、またキャンパスを見ることができてうれしいかったです。
It is a pleasant sensation to come back to something familiar.
何かよく知っているところに戻ってくるのはうれしくて興奮します。
※ something + 形容詞 何か…なもの 例 something good = 何かいいもの、いいこと
I am beginning to feel at home in college.
大学では、家にいるような気分になりかけています。
A person important enough to be a Trustee can’t appreciate the feelings of a person unimportant enough to be a foundling.
評議員になられるほどお偉い方には、捨て子にされる、とるにたらない人間の気持ちはわからないでしょうね。
※ trustee = 理事、評議員、管理者、foundling = 捨て子
person important enough to be … ~であるほど重要な人
person unimportant enough to be … ~であるほど重要でない人
And now, Daddy, listen to this.
そうだ、おじさん、この話を聞いてください。
Whom do you think I am rooming with?
わたし、誰と同室になったと思いますか?
※ (to) room with … ~と同室になる。
Sallie McBride and Julia Rutledge Pendleton.
サリー・マクブライドとジュリア・ルトリッジ・ペンドルトンです。
It’s the truth.
本当なんです。
We have a study and three little bedrooms — voilà!
勉強室が一つと小さな寝室が3つあります─じゃーん!
※ study = 書斎、学習室、研究 voila = ほらね、じゃーん(フランス語)
Sallie and I decided last spring that we should like to room together,
サリーとわたしは今年の春に同じ部屋になりたいねと言っていたんです。
and Julia made up her mind to stay with Sallie —
それで、ジュリアはサリーと一緒にいると決めて…
Why, I can’t imagine, for they are not a bit alike.
なぜだか、まるでわかりません。だって、二人は少しも似ていないんですよ。
※ not a bit = 少しも~ない、be alike = 似ている
Anyway, here we are.
ともかく、わたしたちはここにいるわけです。
Think of Jerusha Abbot, late of the John Grier Home for Orphans, rooming with a Pendleton.
ジョン・グライヤー孤児院出身のジェルーシャ・アボットがペンドルトン家の人と同室なんですよ。
This is a democratic country.
ここは民主主義の国なんです。
Sallie is running for class president,
サリーは学級委員長に立候補しています。
※ president = 級長、社長、大統領 (組織や集まりで「一番上の人」のこと)。
And unless all signs fail, she is going to be elected.
今のところ兆候が全部見込み違いというのでなければ、彼女が選ばれるでしょう。
※ sign = 兆候/印、be elected = 選挙でえらばれる
Election comes next Saturday,
選挙は次の土曜日です
and we’re going to have a torchlight procession in the evening, no matter who wins.
誰が勝っても、夕方にはたいまつ行列をする予定です。
※ torchlight = たいまつ、procession = 行列、更新
I am beginning chemistry, a most unusual study.
いちばんなじみのない化学の授業を受け始めました。
※ 理科は science です。chemistry = 化学、physics = 物理
I am also taking argumentation and logic.
弁論と論理の授業も受講しています。
Also history of the whole world.
世界史も。
Also plays of William Shakespeare.
ウイリアム・シェイクスピアの劇も。
※ play = 劇、(to) play = 演じる、~をする
Also French.
そして、フランス語も。
There’s one girl in the class who chatters away in French as fast as she does in English.
クラスにフランス語を英語とおなじくらいペラペラ話せる子が一人いるんです。
※ (to) chat = おしゃべりする、(to) chatter = (ぺちゃくちゃ)しゃべる、as far as … = この場合は as well as と同じ。
She Went abroad with her parents when she was a child,
彼女は子供のころに両親と海外に出かけていて、
and spent three years in a convent school.
修道院付属学校で三年すごしたのだそうです。
※ convent = キリスト教の女子修道会
I wish my parents had chucked me into a French convent when I was little instead of a foundling asylum.
わたしの両親もわたしがこどものとき孤児院ではなくフランスの修道院付属学校に捨ててくれたらよかったのに。
※ foundling = 捨て子、asylum = (養育)施設
Oh, no, I don’t either!
あ、いや、それもだめ!
Because then maybe I should never have known you.
だって、そうしたらあなたとお知り合いになることもなかったでしょうから。
I’d rather know you than French.
わたしはフランス語よりあなたのことを知りたいです。
Good-bye, Daddy.
さようなら、おじさん
I must call on Harriet Martin now, and having discussed the chemical situaion,
わたしはこれからハリエット・マーティンをたずねて、化学の状況を論じなければなりません。
casually drop a few thoughts on the subject of our next president.
さりげなく、次期学級委員というテーマについてちょっと考えを伝えてこなければ。
Yours in politics,
政治に足を踏み入れた
J. Abbott
J.アボット
Oct. 17th
10月17日
Dear Daddy-Long-Legs,
あしながおじさんへ
Did I ever tell you about the election?
選挙についてお伝えしましたっけ?
It happened three weeks ago,
三週間前にありました。
But so fast do we live, that three weeks is ancient history.
でも生活がとても早くすぎていくので、三週間前は古代史みたい。
※ ancient = 古代の
Sallie was elected,
サリーが選ばれました
and we had a torchlight parade saying, “McBride For Ever’。
それで、わたしたちは「マクブライド、永遠に」と言いながらたいまつ行進をしました。
Votre Judy
あなたのジュディ
※ votre (フランス語) = your
今回の英文を耳で聞いてみましょう